【NVCA体験談 #03】学んで、考えるためのプロトタイプを作ろう!

勉強
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おはよーございます!あっぴです!

今回はアイデアを形にするプロトタイピングについてお話したいと思います!
#01で紹介したデザイン思考でも、プロトタイピングの重要性に少し触れました。

NVCA体験談#01はこちら

今日はそれをさらに掘り下げていくので、ぜひこの記事を生かして、どんどんプロトタイプをつくって改善を繰り返してみてください!

はじめに

とても有名なのでご存知の方も多いかもしれませんが、、 プロトタイピングを実践する上で知っておきたいのが、スタンフォード大学のd.schoolが提唱しているデザインシンキング!
誰でも無料で見ることができます。

Get Started with Design Thinking — Stanford d.school
Design thinking is a methodology for creative problem solving. You can use it to inform your own teaching practice, or you can teach it to your students as a fr...

この中で特に大切なことを抜粋↓

Design Thinkerとして、あなたが解決しようとしている問題が、あなた自身の問題であることはほとんどない。 ユーザーのためにデザインするには、彼らがどのような人たちなのか、彼らにとって何が重要なのかを理解する必要がある。 ユーザーの行動や環境との関わり方を観察することは、彼らが何を考え、何を感じているかを知る手掛かりとなる。 また、彼らが何を必要としているかを知るのも役立つ。 ユーザーが観察することで、彼らの経験の物理的な表れ、つまり彼らの行動や発言を捉えることができる。 そうすることで、その体験が持つ無形の意味を推測し、インサイト(洞察)を明らかにすることができる。

これらの洞察は、革新的な解決策を生み出す方向性を与えてくれる。 最高のソリューションは、人間の行動に対する最高の洞察から生まれる。 しかし、そのような洞察力を認識することを学ぶのは、想像以上に難しい。 なぜか?私たちの心は、気づかないうちに自動的に多くの情報をフィルタリングしてしまうからだ。 私たちは「新鮮な目で」物事を見ることで学ぶ必要があり、共感することがその新しい目を与えてくれる。 人と直接関わることで、その人の考え方や価値観が見えてくる。

インサイトを明らかにしたり「新鮮な目」を持ったりすることに、プロトタイピングも重要な役割を果たすのです。

そもそも「プロトタイピング」って何のためにつくるの?

これもd.schoolが言っていることですが、
プロトタイピングは「考えるために作り、学ぶためにテストする」もの。

ものづくりをする中で大切なのは、様々な可能性を考え吟味してニーズにマッチしたものにしていくことです。その吟味をより精度の高いものにしていくには、机上の空論にならないように雑でもなんでもいいから形にしてみること。
そこから見えるものがたくさんあるし、周囲の人とのコミュニケーションが生まれることもあります。

また、形にすることで判断ポイントになるような条件(変数)も具体的になり、アイデアを分解していくこともできます。

「プロトタイピング」=「試作」は精度よりもスピードが重要、ということです!

プロトタイプをつくるときのポイント

大きなポイントになるのが「主観」と「客観」の捉え方です。

例えば「歩きやすいシューズ」をつくるとき、自分の考える「走りやすさ」と人の考える「走りやすさ」はそれぞれ違う場合があります。
軽さなのか、ソールのクッション性なのか、紐で自分の足にきちんと固定できることなのか、、、

そのとき、単純に自分の意見が主観、周りの人の意見が客観かというとそれは違います。
自分以外の人たちも持っているのはそれぞれの主観の意見。

では客観的な意見とは何か?というと、多くの人の意見に含まれる共通した意見のこと。
私の意見にも他の人の意見にも含まれるもののことです。

プロトタイプを作成するときは、客観的意見より1人の主観的意見をとことん突き詰めます

客観的意見ではもうすでに世の中にあるような特徴のないサービス・プロダクトになってしまうからです。
1人の意見を徹底的に再現すると、そこでまた新たな疑問が生まれ深堀りに繋がる。自分の意見や考え方と何がどう違うのかが見えてくる。
そうして、新しいものづくりのヒントになります。

プロトタイプをつくって得られること

私も会社で教わったことですが、簡単なものでもいいから説明するときは資料を用意する!

単純に言葉だけで説明しても、相手が初めて聞く情報をすべて正確に理解することは難しいです。
また理解はできたとしても話を集中して聞くため、そこから想像は膨らましにくいでしょう。

プロトタイプの目的は、考えるため、そこから学ぶため。
新たな発見や情報を得るには、試してもらう相手のイメージをふくらませる必要があります。

そのために視覚化して、実際に操作も疑似体験できるかたちにして、
認識のズレもなく、イメージを共有し、「わたしならこうするかもしれない」などと新たな発見をするのです!

キーワードは「手で考える」

プロトタイプを用いたアプローチでは「常識を疑う、先入観を取り去る」ことがもっとも大切にされていることです。
つまりこれまでにない”尖った提案”をするということ。

とにかく突飛なアイデアでも手で形にしながら考えを深めていくことで、
適宜立ち止まって「これってこのままで良いんだっけ?」を考えることができます。

終わりに

いかがでしたでしょうか?

どんなことでもまずかたちにしてみることで分かることはたくさんあります。
10分でつくれるものでもなにか発見が得られると思うと、手を動かしたくなりますよね!
それをもとに会話をすると、より一層ワクワクが膨らむんじゃないかなと思います。

それでは、また次回お会いしましょう!今日も良い一日を!

今回見た動画
https://tub.tamabi.ac.jp/tdu/lecture/nvca/1623/

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