Figmaのバージョン管理機能を使ったプロジェクト管理方法について

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おはよー!

Figmaは、デザインの効率化に非常に優れたツールです。

特に、バージョン管理機能はプロジェクト管理において非常に役立ちます。

この機能を活用することで、デザインの変更履歴を追跡し、必要に応じて以前のバージョンに戻すことができ、チーム全体の作業の透明性と一貫性を保つことができます。

本記事では、Figmaのバージョン管理機能を使ったプロジェクト管理の方法について詳しく解説します。

1. バージョン管理機能の概要

バージョン管理とは?

バージョン管理は、プロジェクトの各段階での変更を記録し、過去の状態に戻すことができる機能です。これにより、デザインの進捗を追跡し、複数のチームメンバーが同時に作業しても、変更内容を管理しやすくなります。

Figmaのバージョン管理機能の特長

  • 履歴の保存: Figmaはプロジェクトの変更履歴を自動的に保存し、いつでも過去のバージョンにアクセスできます。
  • バージョンの命名: 重要な変更があった場合、バージョンに名前を付けて保存することで、後で簡単に識別できます。
  • 比較機能: 現在のデザインと過去のバージョンを比較し、変更点を視覚的に確認できます。
  • 共同編集: 複数のチームメンバーが同時に作業しても、バージョン管理機能により変更の競合を防ぎ、一貫性を保てます。

2. バージョン管理の設定と使用方法

プロジェクトの初期設定

  1. 新しいプロジェクトの作成
    • Figmaで新しいプロジェクトを作成し、プロジェクト名を付けます。
    • チームメンバーを招待し、共同編集権限を設定します。
  2. バージョンの保存
    • 重要なデザインの節目(例えば、主要な画面のレイアウト完成後やクライアントからのフィードバックを反映した後)に、バージョンを保存します。
    • 保存時に、バージョン名と簡単な説明を追加して、変更内容を明確にします。

バージョンの作成

  1. バージョンの手動作成
    • 右上のメニューから「File」→「Save to Version History」を選択します。
    • バージョン名と説明を入力し、保存します。
  2. バージョンの自動保存
    • Figmaは作業中の変更を自動的に保存し、履歴として保持します。ただし、特に重要な変更点や節目には手動でバージョンを保存することをお勧めします。

バージョンの管理と比較

  1. バージョン履歴の表示
    • 右上のメニューから「File」→「Show Version History」を選択します。
    • 左側のパネルにバージョン履歴が表示されます。
  2. バージョンの比較
    • 比較したいバージョンを選択し、現在のデザインと比較します。
    • 変更点がハイライトされ、どの部分が変更されたかを視覚的に確認できます。

参考記事:ファイルのバージョン履歴の表示

https://help.figma.com/hc/ja/articles/360038006754-%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E5%B1%A5%E6%AD%B4%E3%81%AE%E8%A1%A8%E7%A4%BA

バージョンの復元

  1. バージョン履歴からの復元
    • バージョン履歴パネルで復元したいバージョンを選択します。
    • 「Restore this version」ボタンをクリックして、選択したバージョンを現在のデザインとして復元します。

3. バージョン管理を活用したプロジェクト管理のベストプラクティス

一貫した命名規則の使用

バージョン名に一貫した命名規則を使用することで、履歴の管理が容易になります。

  • 日付と変更内容の記載: 例: 2024-06-23_Initial_Layout
  • 重要なマイルストーンの記録: 例: 2024-06-30_Client_Feedback_Integrated

命名規則にはいくつかの方法があります。チームでルールを設定して一貫した命名規則を使用することで誰が見てもいつでも管理・修正が可能になり、チームでの作業効率がアップします。

まずはチーム内でのルールの設定、運用を開始しましょう。

チーム全体でのルール設定

チーム全体でバージョン管理のルールを設定し、一貫性を保ちます。

  • バージョンの保存タイミング: 重要な変更があった場合や、特定の作業段階が完了した時にバージョンを保存する。
  • コメントの追加: 各バージョンにコメントを追加し、変更内容や意図を明確にする。

定期的なレビューとフィードバック

バージョン管理を利用して、定期的にデザインの進捗をレビューし、フィードバックを収集します。

  • 定期的なミーティング: チーム全体で定期的なデザインレビューを行い、バージョン履歴を確認してフィードバックを共有します。
  • クライアントとのコミュニケーション: クライアントにバージョン履歴を見せることで、変更の経緯を説明しやすくなります。

4. トラブルシューティングとよくある質問

変更の競合を避ける方法

複数のチームメンバーが同時に作業する場合、変更の競合を避けるために次の方法を使用します。

  • 担当範囲の明確化: 各メンバーの担当範囲を明確にし、重複を避けます。
  • リアルタイムのコミュニケーション: SlackやTeamsなどのツールを使用して、リアルタイムでコミュニケーションを取り、作業内容を共有します。

基本的に一つのファイルでブランチを作成するのは一つだけが好ましいです。マージする際にコンフリクトする可能性があるためです。

また、作業ファイル名を明確につけることで曖昧な作業がなくなりコミュニケーションがしやすくなります。

バージョン履歴の整理

バージョン履歴が多くなると管理が難しくなるため、定期的に整理します。

  • 古いバージョンのアーカイブ: 古いバージョンをアーカイブし、必要に応じてアクセスできるようにします。
  • 重要なバージョンの保持: 重要なマイルストーンとなるバージョンは削除せずに保持します。

まとめ

Figmaのバージョン管理機能を活用することで、プロジェクト管理が格段に効率化されます。

履歴の保存、バージョンの比較、復元といった機能を駆使することで、デザインの進捗を追跡し、一貫性を保ちながらプロジェクトを進めることができます。

まずは、チーム全体でバージョン管理のルールを設定し運用することが重要です。

小さなことから初めてプロジェクト管理をより運用しやすくしましょう!

それではまた次回!

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