【NVCA体験談 #02】ニーズ発見!質的ユーザーリサーチを学ぶ

NVCA(テックリ)体験してみた #02 勉強
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おはよーございます!あっぴです!

今回は「質的ユーザーリサーチ」についてお話したいなと思います!

「質的ユーザーリサーチ」ってどんなもの?

#01で紹介したデザイン思考では「有用性」の観点からユーザーのニーズを探り、アイデアをつくることを紹介しました。

NVCA体験談#01はこちら

簡単に言えば、質的ユーザーリサーチはその「ユーザーのニーズ」を探る手法のこと。 具体的には、デザイン思考のプロセスの中の「調査」「評価」の工程で使われます。

ユーザーリサーチはなんとなくイメージできた・・・!
ただ私もこの動画で初めて聞いたのですが、”質的”とはどういうことなのでしょう。。。
次はそれをご説明します。

ポイントは3つ!

  1. 問題を社会的・文化的な文脈で扱う
    質的データ=本質的な情報が数値ではなく、主に言語化されたデータ。
    実験的研究状況を設定するのではなく、テキストデータをベースに考える。
  2. 「なぜ?」「どのように?」という問いに答えるために使う
    何かすでにある仮説を検証するというより、仮説を立てるために用いると有効!
  3. 個別の具体性や多様性に即して分析する
    「なぜ」「どのように」を掘り下げるので、
    一般的な部分や普遍的な部分というより、その対象となるものの特徴的な部分を取り上げる。

質的ユーザーリサーチの手法5選

質的ユーザーリサーチの具体的な手法は色々ありますが、
実践する上でポイントになるのが、、 目的に合わせて手法を組み合わせながら進めること!

一つの手法に絞って無理に進める必要はなく、最適なリサーチを自分で作っていくことが大切。
たくさんある手法の中からメジャーな手法を5つご紹介します!

  1. インタビュー
    • 概要:ユーザーと直接対話することで、彼らのニーズ、動機、問題点などを深く理解する手法
    • 方法:1対1の形式で行い、質問を通じてユーザーの経験や意見を引き出します。半構造化インタビュー(事前に質問項目を準備しつつ、柔軟に対応する形式)が一般的。
  2. サーベイ(アンケート調査)
    • 概要:多くのユーザーから効率的に情報を収集するための手法
    • 方法:オンラインフォームや紙媒体を使用し、事前に設定した質問にユーザーが回答。量的データの収集に適しています。
  3. ユーザビリティテスト
    • 概要:ユーザーが製品やサービスを実際に使用する際の使いやすさや問題点を観察する手法
    • 方法:具体的なタスクをユーザーに実行してもらい、その過程を観察・記録。タスク完了までの時間、エラー数、ユーザーのフィードバックなどを分析できます。
  4. フィールド調査(観察調査)
    • 概要: ユーザーが日常の中でどのように製品やサービスを利用しているかを観察する手法
    • 方法: ユーザーの自然な環境での行動を観察し、メモを取ることやビデオ撮影を行います。エスノグラフィーもこの手法に含まれます。
  5. カードソーティング
    • 概要: 情報のグルーピングや分類の仕方をユーザー自身に決定させることで、情報アーキテクチャの改善を図る手法
    • 方法: ユーザーにカード(それぞれに異なるコンテンツや機能が記載されている)を与え、それらを論理的なグループに分類してもらいます。オープンカードソーティング(ユーザーが自由に分類)とクローズドカードソーティング(事前に定義されたカテゴリに分類)の2種類。

ユーザーのニーズと累積UX

前回も触れましたが、ユーザーのニーズを探る上で大事なのはインサイトを理解すること。

顧客に欲しいものを聞いていたら、 彼らは「もっと速い馬が欲しい」と答えていただろう。

ヘンリー・フォード

速い馬ではなく速く移動できる手段が欲しい、という
ユーザーの言葉の裏に隠された本質的な欲求を見つけることです。

そのために知っておきたいのが累積UX

サービスやプロダクトに触れて得られる体験を”UX”と言いますが、そのUXは段階的に変わっていきます。

  • 累積UX
    ユーザーにとってのモノの意味
  • 経験的価値
    ユーザーにとっての行為の意味
  • 体験価値
    ユーザーにとっての行為の価値。=うれしさの源

最終的にユーザーが求めているのは、体験価値。これが本質的なニーズになるのです!

リサーチで得たデータからニーズを見つける方法

方法は大きく分けて2通り。
リサーチ対象者の発言から考えるか、自分が話を聞いて感じた違和感から考えるか。

リサーチ対象者の発言から考える

ユーザーの困っていること、面倒だと思うこと、好き・楽しいと思うことなど、
何か感情が動いた事柄から、それはなぜか?とニーズを見つける。

ニーズ発見のヒント
顕在化しているニーズから潜在的ニーズにブラッシュアップする!
「〜が面倒」「〜に困っている」 →「〜を効率化したい」「〜を解消したい」 →「〜したい」
※ブラッシュアップする過程では「こうなんじゃないかな」という推測を含めてOK!

自分が話を聞いて感じた違和感から考える

私だったらそうは考えないかも、そんなふうに感じるんだ、それって本当にそれで良いのかな?と少しでも引っかかった部分があれば、何が引っかかったのか、そのインサイトはなにかを考えてニーズを見つける。

ニーズ発見のヒント
WHAT・HOW・WHY・INSIGHTの言語化キーワードに当てはめてみる!
WHAT XXをやっている人は
HOW XXのように感じている
WHY なぜならば
INSIGHT とはいえ / 実際は / もしかすると・・・・

これであなたもニーズを見つけられるはず・・・!

終わりに

いかがでしたでしょうか? ユーザーリサーチのイメージは湧きましたか?
ユーザーリサーチも実践あるのみ! なぜ?なぜ?と思う好奇心を大切に、ぜひチャレンジしてみてください!

また次回お会いしましょう!今日も良い一日を!

今回見た動画
https://tub.tamabi.ac.jp/tdu/lecture/nvca/1620/

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