おはよー!
デザイナーとして駆け出して2年目の管理人みっぽこです。
デザイナーで駆け出して一生懸命作ったけど、
「この色はなぜこうしたの?」
「なぜここにこれを置いたの?」
「…. なんとなくいいと思ったからです。」
こんなやりとりをしたという方は多いのではないでしょうか。
説得力のある言葉で説明できないと、理不尽な修正がきたり、相手の言われた通りにしか修正ができない、、なんてことも。
なんとなくいいと思ったから作ったけど、なぜそれがいいと思ったか言葉にすることができない、相手を納得させることができない、そんな方はデザインを「見る力」と「言語化」する力を身につければ解消されます!
本記事では、「デザインのミカタ」という本を元に「デザインを見る力」と「言語化する力」を身につける方法をご紹介します!
参考書籍
参考:デザインのミカタ 著者:デザイン研究所
実践つきで、考えながら学びながら理解できる大変参考になります!
なぜデザインの説明ができないのか
デザインを説明するときにうまく言葉にすることができず相手を納得させられない
なぜこれがいいデザインなのかが言語化できない
こんなコンセプトを伝えたいけど、どう表現したらいいかわからない
このように、まだ駆け出したばかりのデザイナーさんが、ぶつかりがちな課題が「デザインの言語化」です。
では、なぜ言語化ができないのか。
それは、一つのデザインから得ている情報量が圧倒的に少ないから
デザイナーさんなら日頃から多くのデザインを意識的にも無意識的にも目にしている機会が多いと思いますが、「これいいな!」「これイマイチだな」とデザインをぼんやりとしか見ていないことが大半なのではないでしょうか。
デザインの見方を身につければ、一つのデザインから得られる情報量をグッとあげることができ、今まで見えてこなかったことが見えてくるようになります。
本記事を読んで、デザインの言語化を身につけるきっかけを得られたら、ぜひ今回の記事の参考にしている「デザインのミカタ」も読んでさらなるレベルアップを目指していただけると嬉しいです!
デザインのミカタを身につける
では、本題に入ります。
一つのデザインから得ている情報量が圧倒的に少ないといっても、どのように増やしたらいいのでしょうか。
それを解決する方法、デザインを見るときは「葉を見て木を見て森を見て」を意識しましょう!
「葉を見て、木を見て、森を見る」とは具体的に説明します。
「葉を見る」・・・デザインの中で小さな範囲で要素を発見すること
「木を見て」・・・その要素のなぜを考えること
「森を見る」・・・他のデザインに応用できるくらいに法則化すること
一つのデザインを例に実際にあててみましょう。
デザインの中に散りばめられている小さな要素をどんどん発見(葉を見て)し、「なぜなぜ」で深ぼり(木を見て)デザインの根拠に迫ります。そうしてそのデザインの根拠が、どんなときにどんな場所で誰に訴求するときに応用できるのかを分析し法則化してあてはめていきます(森を見る)。
このように、小さな単位でデザインを分解して深掘って見ると、今まで見えてこなかった新しい気づきがどんどん出てきます。
「葉を見て、木を見て、森を見る」を使ったデザインの見方は、デザインの理解を深めるとともに新しい着眼点を得ることができます。
これを繰り返し実践することで、なぜこのデザインにこの要素を使ったのか、どのような効果が得られるのか的確に言語化することができます。
まとめ
ここまで、デザインの見方を説明してきました。
デザインの「見る力」と「言語化の力」を身につけるには、一つのデザインから得られる情報量を増やすこと。そしてそのためには「葉を見て」「木を見て」「森を見る」ことを意識すること。
なんとなくぼんやりとしかデザインをみたことがない方にとっては目からウロコだったのではないでしょうか。
デザインを、葉を見て木を見て森を見て一つ一つ分解して言葉にしてみると、「だからこうなってるんだ!」「ここもこんな効果を出したいからこれを使っているのか!」とデザインを見るのがより一層楽しくなってきます。
デザイン制作においても、伝えたい訴求ポイントを元に、この法則を使ったらこんな効果を引き出すことができるから取り入れてみよう!など、なんとなくではなく根拠を伴ったデザインを作ることに利用できます。
ぜひ、日頃目についたデザインに対して、新しい見方で見てみてください!
それではまた次回!
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